食事の与え方と肥満

・パピー(1歳未満)
 骨格形成の大事な時です。好きなだけ与えましょう。少しポッチャリでかまいません。
この頃に下手な食事制限をすると食事に対して異様な執着心を持ったりすることがあります。
もし太りすぎてきたら運動が足らないのかもしれません。ワンちゃんをパートナーにした以上最初の1年はしっかり運動をさせましょう。
 また特にこだわりがないようでしたらドライフードに早めに切り替えを。歯の健康を維持しやすくなります。

・成年期〜
 ワンちゃんも人間と同様、歳をとってくると運動量が減り、食べる量も減ってきます。
食欲が無いからといって色々なフードを与える飼い主さんがいますが、食欲がないのではなく今までのような量を必要としなくなっていいるだけです。
年々体重が増えているワンちゃんの飼い主さんに多いパターンです。
 歳とともに食欲が減るのは普通なんですよ。

 肥満を予防するならとにかく運動です。そうはいっても散歩で1日2時間とかなかなかできませんよね。そうなるとやはり食事管理も必要となります。まずはおやつを減らす。おやつは意外と不健康な物が多いです。下記でご確認下さい。おやつを与えない飼い主さんも多いです。
 それから太っているワンちゃんの共通点はご飯の量が多いこと。肥満を気にしているならご飯の量を減らしましょう。また、少しくらい食べなくても気にしないこと。「食べないでいればご馳走が出てくる。」ワンちゃんは飼い主さんの行動パターンを見抜いてます。ただ単にお腹が空いてないだけの場合もあります。普段量の多い食事をしているから当然ですね。
  
 食事の回数は時々1日1回という方をみかけますが、ペットの健康上2回以上が好ましいようです。

注意が必要なおやつ
キシリトール入り キシリトール中毒が報告されています。
死亡したワンちゃんもいるようです。
与えないほうが無難でしょう。
ガム、りんご 丸呑みして腸がつまることがあります。
ジャーキー 肝臓に負担があるようです。
半生フードにも同じ傾向がでています。
煮干 塩分が多いので心臓などに負担が掛かります。
「塩分をあげてはいけないというのは間違いだ」
というサイトもありますが、
おやつをあげなくなったら
内臓系の数値が改善したと症例があります。
塩分が原因の可能性が高いそうです。
またカルシウムの取り過ぎはさまざまな病気につながります。

あげてはいけない食品(一部)
食品 あげてはいけない理由
えび、たこ、いか 消化不良、特に生の内臓はビタミンB1分解酵素が多く含まれ、
急激なビタミンB1欠乏症になる恐れがある
たまねぎなどネギ類
にらにんにく
貧血、赤色尿、嘔吐、下痢、加熱してもだめ、ハンバークなど
加工品に注意
お菓子やケーキ等の
甘いもの
肥満、心臓病
鳥の骨、鯛などの骨 縦に裂けるので胃や消化器官にささる
塩分 犬はほとんど発汗しないため
香辛料 刺激物なので、胃を刺激して肝臓や腎臓に悪影響
チョコレート、カフェインの含まれたもの
(コーラ、コーヒー等)
カフェインの成分テオグロミンで下痢や嘔吐、体温不調、
けいれん、多尿など


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